効率的な勉強法!勉強の効率を上げるテクニックとは

「モチベーションが続かず、ついだらけてしまう…」「自分に合った勉強法がわからない…」「勉強してるつもりなのに、思うように結果がでない…」という悩みを抱える生徒さんもいるのではないでしょうか。それは、効率の悪い勉強をしていることが原因の可能性があります。

「効率的な勉強法」というのは、学年や科目、個人個人によって異なるように思えますが、実は誰にでも共通で当てはまるコツというものがあるんです!今回は勉強の本質から考えた、全学年・全教科に有効な「効率的な勉強法」を解説していきます。

効率的な計画の立て方

「計画的な勉強が大事」というのはよく言われることですよね。

まずは「勉強の計画の立て方」から見てみましょう。効率よく学習できる計画を立てるには、たった3つのポイントをおさえるだけでOKです!

1.「いつまでに」を決める

効率よく勉強できる計画でまず決めるべきポイントは「いつまでに」の”期限”です。いま取り組もうとしている計画は、「いつまでに」完了させたいのかを考えましょう。

生徒さんにとって分かりやすいのは「テスト」です。「中間(期末)テストまでに」「入試までに」といった期限になります。
小学生であれば「夏休みまでに」「10月までに」と、相談しながら具体的に区切ってあげてもいいでしょう。

はじめはできるだけ「短期的な」期限設定をすると良いでしょう。最初は積極的に取り組んでいたのに、3日もすると勉強計画のことなんてすっかり忘れてしまう。そうならないように短期的な期限である「ゴール」を設定しましょう。

2.「何を」を決める

「いつまでに」が決まったら、次は「何を」つまり「何の勉強をするのか」を決めましょう。「何を」勉強するかは、期限までに何を達成したいかによって決まります。

たとえばテストでいつも数学が苦手、という場合は「数学」になるでしょう。あるいは学校の先生に「漢字を丁寧に書くように」と注意されたことがきっかけなら、「漢字練習」になるかもしれません。ここは個人が危機感を持っている学習内容、あるいは保護者から見て取り組んでおいた方が良い内容をピックアップしてみましょう。

数学(算数)を伸ばしたい場合は、「一次関数の文章問題、特に動点の問題をマスターする」「割合の計算ができるようになる。」といったように、「何を」勉強するかを具体的に考えるようにしましょう。

3.「どこまで」を決める

最後のポイントは「どこまでやるかを決める」ことです。限りなく勉強できれば成績はグンと伸びそうですが、学生たちの時間は有限です。やらないといけないことは他にもたくさんあり、この勉強計画だけに時間を費やすことはできません。

そこで「どこまでやればOKか」をはじめに決めておくのです。

2つ例をあげると「かける時間」と「やる量」です。

1つ目のかける時間は「1日20分を毎日」「1日15分をこの曜日だけ」といったやり方です。

2つ目のやる量は「ドリルを10ページ」「漢字練習を3週」といった感じになります。

この「どこまでやればOKか」をあらかじめ決めておくと、生徒さんが「自分がやらないといけない総量」が見えるためやる気になりやすいという相乗効果もあります。

暗記ものの効率を上げる方法

学習計画が完成したら、いよいよ勉強のスタートです。ここからは「暗記学習」において効果を上げやすい勉強法をご紹介します。

1.全体を何度も繰り返す

人間の脳は大量の情報をたった1度のインプットで記憶するのは、とても苦手です。代わりに、同じ量の情報でも何度も何度も繰り返すことで覚えるのは得意です。

よって英単語を10日間で100個暗記したいという場合は、「毎日100個をざっと見る×10日間繰り返す」というやり方の方が、「1日10個完璧に覚える×10日」よりも記憶に残りやすいのです。

2.寝る前と起きた後を有効活用

人間には「脳が暗記しやすい時間帯」というのがあります。それが「寝る直前+起きた直後」です。

睡眠は記憶に関してとても重要な役割を果たしているため、「効率的な暗記」に繋げるにはうまく活用すると良いと言われています。

まずは寝る前に5分程度、暗記したいものを見直し、目が覚めたら寝る直前にインプットしたものを思い出しましょう。この「思い出す」という行為が記憶の定着に最も効果があるのです。

理解するものの効率を上げる方法

「暗記」の反対にあるもう一つの学習要素、「理解」を効率よく進める方法について解説します。特に数学(算数)や理科、英語は理解あっての暗記です。これらの科目で躓いている単元がある場合は、原因が理解不足であることがほとんど。これからご紹介する方法を試してみてください。

1.まずは全体を読んで理解する

あらゆる勉強において共通して大切なのは、理解すべき内容を「一通り読む」ことです。

読みながら「ここがよくわからない」という箇所を見つけたら、きちんと理解するようにしましょう。

理解するには学校や塾の先生、親などに尋ねるのが良いでしょう。

2.他人に説明してみる

内容が理解できた、と感じる段階になったら「他人に伝える」ことに挑戦してみましょう。「本当に理解していないと教えられない」とか、「分かったつもりでいたが、いざ教えようとすると言葉に詰まる」ということはよくあります。しっかり理解していないと人に教えることは意外と難しいことなのです。

理解した内容を他人に伝える時には以下の力が必要になります。

・相手にわかる言葉を選ぶ
・相手がわかる順序で話を組み立てる
・相手がわかるレベルにかみ砕く(相手の理解度に合わせて話す)

3.基本問題を3回繰り返す

内容や問題の解き方が理解できたからと言っていきなり応用問題に取り組むのはタブーです。必ず基本問題から始めましょう。そして、基本問題を最低3回は繰り返し行うことをオススメします。

「応用問題」が難しいのは、基本問題の解き方をいくつか組み合わせて解く必要があるからです。そのためまず基本問題で「理解した内容の使い方」を身につけるようにしましょう。基本問題の解き方を知らないのにいきなり応用問題に入ると「理解したはずなのに解けない」という事態になり、やる気がなくなってしまう恐れがあります。

まとめ

今回は効率的な勉強法について解説させていただきました。お話しさせていただいた内容はどの教科にも本質的な部分で共通するものであり、大人になっても使える勉強法でもあります。これまで勉強してきた中で取り入れていなかったものや気になったものがあったらぜひ今後活用してみてはいかがでしょうか?

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