目指せ文武両道!プロの塾講師が勉強と部活を両立させるコツを伝授!

はじめに

中学生になると勉強も部活動も、小学生の頃よりも本格的になってきます。勉強もスポーツもできる、いわゆる『文武両道』を目指して頑張っている生徒さんは多いことと思います。

両立を目指す以上、毎日勉強は必要ですし、部活では練習時間や試合の日などもあります。生徒さんによっては大人顔負けの時間密度で頑張っている人もいるでしょう。

勉強と部活、どちらも高いレベルでこなせる文武両道の前に、勉強と部活を両立させることだけでも、実のところは大変なことだと思います。

中には「部活が大変で勉強が進まない。成績が落ちちゃうかも…」や「もっと成績を伸ばすために部活はやらないほうがいいかも…」「両方頑張ってるけど授業中眠くて…」などと悩んでいる生徒さんもいるのではないでしょうか。

長年にわたり数多くの生徒さんと接してきた「プロの塾講師」の見解としては、『勉強も部活もしっかり両立させることは十分可能』とお伝えしておきます。これまで指導してきた生徒さんの中にも、まさに文武両道!勉強もスポーツも優秀な生徒さんをたくさん見てきています。ですのでまずは安心していただきたいと思います。

勉強と部活に両立に大切なのは、勉強と部活の両方を「ただ頑張る」のではなく、両立させるための「コツ」を知り、それを実践することです。ただ闇雲に努力と根性で頑張ればいい、というものではありません。

今回は、プロの塾講師が勉強と部活を両立し、文武両道の生徒さんになるためのコツをお伝えしていこうと思います。毎日の学生生活を送る上でのヒントになれば幸いです。

勉強と部活はどちらが大事?

勉強と部活を両立させるとして、どちらが大事で、どちらを優先するべきなのでしょうか?言うまでもなく学生の本分は勉強です。ですから勉強を優先すべき…と言いたいところですが、必ずしもそうとは言い切れない、というのが本音です。

勉強と部活のどちらが大事というものではなく、考えるべきことは「何を目指し、その目標にどうたどり着くか」だということです。

さらに言えば、勉強と部活は学生さんにとって「車の両輪」です。まだ若く無限大の可能性がある、この中学生という時期を充実した実り多い時間にするために、勉強も部活も同じくらい頑張るのが理想ですし、また生徒さんには毎日を一生懸命に過ごしてほしい、と思っています。

勉強と部活の両立によるメリットはある?

勉強と部活の両立にはそれだけ多くの時間を費やさなければいけません。1日は全ての人に等しく24時間ですので、生徒さんによっては食事や睡眠の時間など以外、ほとんど時間の余裕がない、という人もいるのではないでしょうか。

それでも、勉強と部活を両立することは素晴らしいと思います。勉強と部活を両立して頑張ることで得られるメリットもたくさんあるからです。

では実際に勉強と部活を両立することでどのようなメリットがあるのかを挙げていきましょう。

勉強と部活の両立によるメリット1:体力・精神力の向上

体育系・文化系に関わらず、部活動では身体も頭も使わなければいけません。今までの記事でも書いたことがありますが、まず人間「体が資本」です。部活動により体を動かすことで体力は確実に付いていくでしょう。わかりやすい両立のメリットと言えます。

また、部活動の中では「もっと早く走るには?」「どうすれば音を長く伸ばせる?」「先生のさっきの指導の意味は?」など考えることも多いと思います。

考える力と考える習慣が部活動によって養われる点も勉強と部活の両立のメリットでしょう。

また部活動の中では上達のスピードや他の人との差、大会前のプレッシャーなど、躓いてしまいそうになったり、諦めてしまいそうになるような「壁」に当たることが時としてあると思います。

そこを耐え、努力して乗り越えていくことで、立ちはだかる障害に諦めずに向かっていく精神力、プレッシャーや不安に打ち勝つストレス耐性が身についていきます。

勉強にも部活にも共通して言えることは「ライバルとの戦いだけではなく自分との戦いでもある」ことです。部活動で培われた強いメンタルは、勉強にも必ず良い影響を及ぼしてくれることでしょう。

勉強と部活の両立によるメリット2:部活動の仲間との協力や競い合いで自分を磨くことができる

部活では同じ部の仲間と活動を共にします。時に同じ目標に向かって努力し、時には「あの子には負けたくない!」とお互いをライバルとして競いあったりすることで、自分を磨いていくことが出来ます。切磋琢磨しあう中で「負けたくない」という気持ちは、勉強においても自分との戦いにも負けずに立ち向かう力になることでしょう。

また、先輩後輩の上下関係や、チームプレイによる協調性なども養われます。クラスメイトとの競い合いとはまた違う、部活をしているから巡り合える仲間との時間は人間性をより一層高めてくれるでしょうし、部活動の仲間同士で勉強を教えあったりすることもできるでしょう。

勉強と部活を両立させるためのポイントは?

では次に、どのようにすれば勉強と部活を両立できるようになるのか、ポイントを解説していきたいと思います。

勉強と部活の両立のポイント1:スケジュール立てをし、時間の感覚と時間を有効に使う意識、計画性を身につける

繰り返しになりますが、人間は1日24時間しか時間がありません。学校の授業、部活動、塾、自習など勉強と部活動を両立するには時間は少なすぎるほどでしょうが、こればかりは増やすことはできません。ということは、大切なのは「使える時間をどれだけ効率的に、有意義にするか」ということになります。

まずは毎日のスケジュールをしっかり考えることです。できれば当日に場当たりに決めるのではなく、遅くとも前日のうちに、できれば1週間くらいの単位でまとめて決めるのがおすすめです。

1日のスケジュールを決めていく時にはただ予定を詰め込むのではなく、まず「絶対にやらなければいけないこと」の時間を確保しましょう。そうすることで、空いている残りの時間が見えてきます。その空いている時間に「その日にやりたいこと、やるべきこと」に、どれくらいの時間がかかるかを考えて入れ込みます。時間がそれでも余る場合に「その日にやらなくてもいいこと」の所要時間を見積もり、割り当てると良いでしょう。

やることに『優先順位』をつけていくことで、スケジュールへの落とし込みがしやすくなります。

また通学・下校の時間や食事、睡眠、休憩などの時間まできちんとスケジュールに入れておきましょう。これらの時間は「やらなければいけないこと」と同じくらい大切です。

また、全部の日が予定でぎっしり詰まるようにスケジュール組みをすればよい、というものでもありません。「この日は友達と遊ぶ日!」などオフタイムもやはり必要な時は必要です。勉強や部活のことを考えない時間が「その日まで頑張ろう!」というモチベーションにつながることもあります。メリハリをつけて、頑張る時は頑張る。休む時は余計なことを考えずに休むのも、モチベーションを高く保つためのコツといえるでしょう。

1日単位、1週間単位のスケジュールを決めることができたら、とにかく時間通りに実行してみましょう。場合によってはイレギュラーな事象により、予定外の時間を取られることもあると思います。その時には前もって入れていた予定の中から優先順位の低いものの時間を削ったり、別の日にずらしたりして調整すると良いでしょう。

これを繰り返し、慣れてくることで「自分の時間の使い方」の癖やパターンを知ることができるようになります。また予定通りスケジュールが実行できたかどうかを確認していくことで、時間を有効に使っていこうという意識が生まれ、磨かれます。

勉強と部活の両立のポイント2:計画的な「学習習慣」を身につける

毎日をスケジュール化することで時間に対する意識が高まりますが、スケジュール組みをすることで身につけるべきものがもう一つあります。それは計画的な「学習の習慣」です。

毎日をある意味「無計画」に過ごしていると、「部活で疲れたから、勉強するのやめよう」「明日やればいいや」のようについつい自分を甘やかしてしまうことが多くなりがちです。1日だけならまだ良いのですが、それが何日も連続してしまうと…。決して良いことはありませんよね。

スケジュールをきちんと組んでいても、やっぱり部活や塾の後では疲れているでしょうから、「休みたい」と思うのは一緒です。しかし、スケジュールに沿って「とにかくやってみること」が実は大切なのです。やるべきことをやろうとする意識が磨かれると、習慣に変わっていきます。

学習が習慣化してくると、やるべきことをやるのが当たり前になり、毎日の計画にしっかり向き合えるようになります。毎日の積み重ねが相乗積となって、受験や部活の大会などの結果につながります。一日一歩が、一年後に大きな結果の差を生むことになるのです。

今までスケジュール立てをしたことがない、勉強時間を決めて取り組んだことがない、という人はぜひ、一度やってみて欲しいと思います。その場合のコツは、いきなり長い時間を確保しようとはせず、最短15分、最長1時間程度から予定を入れてみると良いと思います。

決めた時刻から決めた時間分、一回頑張ってみることです。それができたら「予定通りできた!」という経験になります。それをまた明日、また次の日…と続けていきましょう。慣れてきたら時間を伸ばしたり、「Aの予定が終わったら10分休憩、次はBの予定…」など、連続する予定の遂行に挑戦してみましょう。繰り返していくことで、確実に学習習慣が身に付いてくるはずです。

勉強と部活の両立のポイント3:時間を「作る」意識=すき間時間の活用

1日の中では学校で学ぶ時間もあれば、塾や部活の時間もあるでしょう。家でご飯も食べればお風呂も入らないといけないし、睡眠時間はもちろん確保しなければいけません。それだけでは窮屈で退屈でしょうから、ちょっと息抜きする時間もあっていいと思います。

そう考えると、やっぱり1日=24時間は短く感じます。とはいえ、増やすことが出来ないのもまた時間です。少しでも毎日にゆとりが欲しいと思う人は多いことでしょう。

そこでポイントとして、時間は「作ることができる」ことを知っておくと良いでしょう。どういうことかと言うと、毎日の時間、予定の中にある「すき間」の時間を活用することです。

例えば、学校の時間内であれば休み時間や通学時間など、学習塾に車で送ってもらっている人は車に乗っている間、家にいる時間ではお風呂で湯船に使っている時間などもすき間の時間になるといえます。これらのちょっとした時間にできることをするだけでも、時間は有効的な使い方に変わります。

本当に簡単なことで良いと思います。英単語を覚えたり、年号を覚えたり、元素記号を覚えたり…。すき間の時間で学習を進めることで、すき間ではない本当の予定の時間内でするべきことの密度を下げたり、予定の時間そのものを短縮することもできるようになります。

勉強と部活の両立のポイント4:疲れ・眠気には15分程度の仮眠が効果的、夜の勉強が捗らない場合は「朝方」にシフトする方法も

部活と勉強の両立において最大の敵は『疲れ』と『眠気』です。これはなかなかの強敵です。朝から学校に行き授業を受け、放課後に部活で汗を流し、家に帰ったらご飯とお風呂、その後に勉強を…。と予定は立てているものの、部活が終わった時点でヘトヘト。家に帰ってご飯を食べ終わったら眠気が…。そんな経験は誰でも経験することと思います。

一番良くないのは、それでも夜遅くまで勉強をして寝るのが夜遅くなり、次の朝から学校に行ったものの、眠くて授業中に寝てしまう…。こういうパターンです。

言うまでもなく、中学生にとっては授業が学習の『核』です。一番重要な時間を寝たり、集中できない状態で迎えるのは非常にもったいないですし、復習によるリカバリーにも時間を要します。

もし、自宅での勉強前にどうしても疲れている、眠いという時には「15分程度の仮眠をとる」ことをお勧めします。仮眠から目が覚めると、頭がすっきりしているはずです。

15分以上になると逆に本格的な睡眠に移行していきますので、あくまで15分程度に留めて置きましょう。

もしそれでもキツイ、眠たいと思ったら、思い切って早めに寝てしまうのも手です。その代わり、やるべきだった予定は次の日の朝に早起きしてやると良いでしょう。疲れている時に無理して勉強をするより、一度寝て朝に頭がスッキリしている状態で勉強する方が確実に効率が上がります。

ちなみに、夜更かしせず、朝早く起きて勉強する「朝方」の生活リズムを習慣にしている生徒さんもたくさんいます。どうしても夜の勉強が捗らない、という人は朝方の生活リズムとスケジュールにシフトするのもお勧めです。

開成ゼミナールは勉強と部活の両立を全力でサポートする学習塾です

「どうしてもスケジュールを立てきれない。」「予定は入れたけどどう勉強するかがわからない」「スケジュール通りに予定を進めきれない」「家の学習だとついつい怠けてしまう」という生徒さんも中にはいるかもしれません。

そういう生徒さんでしたら、勉強と部活の両立のことを講師陣が親身に理解し、全力でサポートしてくれる学習塾を選び、そこで学習するのがお勧めです。

学習塾で学ぶことで「いつ、何を勉強すればいいのか」というスケジュールや、学習内容が無駄なく決まります。また、「どう内容を理解し、どう問題を解き、どう復習し、どう覚えるのか」という効率的な学習の方法を習得し、習慣化することもできます。

また、学習をするために特化した環境での授業や自習は、自宅のスマホやゲーム、漫画など誘惑に負けてしまいそうな環境より、より集中して学習に取り組むことができるでしょう。

同じ塾に通う生徒さんは、クラスや部活動同様、仲間でありライバルです。互いに協力し、切磋琢磨しあうことで、人間性を磨き、強いモチベーションで学習に挑むことができます。

私たち開成ゼミナールは、上述の全ての要素を備えた学習塾であると自負しております。勉強も部活も頑張りながら、熊高・済々黌・第二・第一の四高合格を目指したい!という生徒さんにはまさに「最適の塾」です。勉強と部活の両立で悩みや不安があるのでしたら、まずは「お問い合わせ」からお気軽にご連絡いただければと思います。

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