中1向け!中学の勉強についていけない原因と成績を上げる方法

これまでの6年間通い慣れた小学校から、新しい環境に飛び込んでいる中学1年生。

これから先への期待と不安が入り交じっている、そんな複雑な状況だと思います。

そんな中学1年生が、これからの3年間をできる限り有意義に過ごすために、今のうちに考えておいてほしいことを紹介していきます。

1.勉強についていけない原因

中学に入って、急に勉強についていけなくなった…と感じる人がとても多いです。

中学校の勉強についていけなくなる一番大きな理由は、ずばり「練習不足」です。
中学校の勉強は一見「難しい」ように見えると思いますが、実は暗記や計算が大きな割合を占めます。

特に中学1年の前半は、数学ですら単なる計算です。ただ、「単なる」計算ですが、文字が入ったうえに少し複雑な計算になるので練習をしていないと、計算ミスを連発してしまいます。それだけにどれだけ練習したかがポイントになります。

では、練習不足に陥る原因は何か?

よくあるものとしては、「部活が大変で時間がない」というもの。

確かに気持ちは分かりますが、高校生になるために必ず必要な高校入試で「部活が大変だったから点数を上げてください」なんてお願いをしても、点数が上がるわけがありません(よほど良い成績を収めて、私立高校からスカウトをされた場合は別です)。

他には、「小学校時代は特に勉強しなくても大丈夫だったから練習をしなかった」というもの。

小学校と比べて、中学校では覚えなければならないことがとても多くなります。
これまでいろいろな生徒を見てきましたが、勉強しなくてもその量をこなせた生徒はほとんどいません。

そして、「今が大変だから、後で頑張れば良いや」という安易な発想も良くありません。

例えば中学2年生になって、「中学1年でやっていなかったところを復習していこう」と考えること自体は良いことだと思いますが、実際にはそんなに簡単ではありません。
「部活もありながら、中学2年の学習内容もきちんとこなしながら、中学1年の復習もする」となると、かなり大変だと想像できますか??
それだけの覚悟と時間があれば問題ないですが、現実的にはそこまでできない人が多いです。

2.勉強についていく為の方法

では、どうやって勉強についていくか?

まずは授業に確実に参加することです。

忙しいこともあると思いますが、欠席をすると、その部分はそのまま「分からない部分」として自分に重くのしかかります。1回の欠席のせいで、そこから後の内容が理解できなくなったというのは、よく聞く話です。
そのような負債(マイナス)を返していく(理解していく)のは、授業を受けるよりも何倍も大変です。

そして、練習量・暗記する量(回数)を増やすことです。
塾生の皆さんであれば、宿題とチェックテストをしっかりと頑張っていけば大丈夫です。
塾生でない人は、学校の宿題がほとんど出ないでしょうから、それで大丈夫と考えていたら痛い目に遭います。
ワーク教材や市販の問題集などを活用して、練習量を確保してください。

定期的なテスト(学校では実力・中間・期末など)にはきちんと準備をして臨みましょう。
貴重な復習・覚え直しのチャンスです。
こういうことがないと、過去の復習まではなかなかできませんよね。

3.中一生・保護者さまが知っておくべき「心構え」

中学1年生は、新しい環境に飛び込んでいるところなので、当然のことながら大変だと思います。
これから5月になると、部活が本格化し、体育祭がある学校ではその準備で屋外での活動が増え、体力が奪われます。
大変ではありますが、塾生の皆さんは、授業に出席し、宿題・チェックテストをきちんとこなしていければ、中学生の勉強はクリアできます。
できる限り欠席をせず、やむを得ず欠席した場合は、できるだけ早く欠席分の消化を行っていくことを意識してください。

また、先のことを見通す計画性も大事です。

中学生で計画性がある生徒はそう多くはありませんので、ご家庭での手助けが必要になるかもしれません。
その場合は、生徒本人と、ご家庭と、我々とで力を合わせて乗り越えていきたいと思っております。

最後に1つ。

人には要領の良い、悪いがあります。

同じことでも、すぐにできる人と、とても時間がかかる人がいるのは事実です。
ですが、ほとんどの場合、それは努力でカバーすることができますし、そのために努力できること自体が素晴らしいことだと思います。
そして努力する力は、きっとその人の将来の大きな力になると思います。

努力する力を、中学生活を通して身につけてほしいと切に思います。

私たち開成ゼミナールの講師陣は学習指導だけではなく、熊高・済々黌・第二・第一の四高受験合格を目指す生徒一人ひとりの体調面や精神面まで、しっかりとサポートする体制を整えております。