短時間で記憶する暗記学習のコツをご紹介!

国語、数学、社会、英語……どの教科の勉強にも必要な「暗記」。

暗記が苦手な人も多いと思いますが、コツを覚えて短時間で暗記できるようになれば、おのずと成績が上がってくる大事なポイントです。

特に暗記教科と言われる社会や理科が苦手な人は、今している学習方法が自分に合っていないのかもしれません。

暗記する方法はいくつもあるので、自分が覚えやすいやり方を見つけることから始めましょう。

受験やテストに必要不可欠な暗記。早く覚えるコツを習得することで、効率的な勉強方法が身に付いていきます。

今回は、短時間で記憶する暗記学習のコツを解説していきます。

暗記が苦手な人や、暗記科目の勉強に悩んでる人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

短時間で効率よく暗記する8の方法

暗記の勉強法には、いくつも種類があります。

どの方法が良いかと言われたら、いろんな方法を試してみることが、暗記を攻略する近道だと思います。

英単語や漢字、歴史や理科など、「暗記」と一言で言っても、覚える内容や量もそれぞれ違うはずです。

覚える内容に合わせて、自分が覚えやすい暗記方法を見つけましょう。

何回も書いて覚える

暗記の基本的な方法ですが、ノートに何度も書いて覚える方法です。

漢字や英単語を覚えるときに有効な方法です。

文字をただ見て覚えるよりも、手を動かすことによって感覚でも覚えることができます。

ただ、書くことだけが目的にならないように注意しましょう。

何度も書いて暗記して、その後自分でテストをしてみて、間違った問題をまた何度も書く。などやり方を工夫して、暗記できているかを小まめに確認することが大切です。

声に出して覚える

国語で音読をしたり、九九を繰り返し声に出していると、いつの間にか覚えているという経験はありませんか?

声に出しながら覚える方法は、ただ目で見て覚えるよりも、目+耳からも情報が入ってくるので、記憶に定着しやすくなります。

視覚と聴覚を連動させて覚えることで、効率よく暗記することができます。

体を動かしながら覚える

体を動かしながら暗記学習をすると、五感と組み合わせて覚えるので、効率良く暗記することができます。

激しい運動ではなく、歩きながらや、スクワットなどの簡単な筋トレをしながら暗記学習をすると良いでしょう。

勉強に集中していると、つい椅子に座りっぱなしになってしまいます。軽い運動をしながらの暗記法を取り入れることで、リフレッシュにもなり、体の血流も良くなって結果的により集中することができます。

語呂合わせで覚える

昔からある古典的な方法ですが、年号やアルファベットを語呂合わせで覚える方法です。

「いいくに(1192)つくろう鎌倉幕府」や「水兵リーベぼくの船」など、大人になっても覚えている人も多いと思います。

歴史や理科で覚えにくい数字や記号が出てきたら、自分だけの語呂合わせを作ってみても良いでしょう。

図解して覚える

文章だけの説明よりも、図やイラスト、また他の事柄との関連が分かるような図解を作った方が、記憶は定着しやすいです。

教科書や参考書の図解は、とても簡潔に説明させているので覚えやすいですが、自分なりの図解をノートに書いてみるのもオススメです。マークやオリジナルの要素をプラスすることで、より印象に残ります。

人に説明して覚える

人に説明するという行為は、とても有効な暗記方法です。

説明するためにより深く理解したり、伝わるように頭の中で整理したりと、反復して暗記することができます。

また、うまく説明できなかったり、質問に答えられなかったりして、自分の分からないところに気づくというメリットもあります。

1人で暗記するよりも、自分以外の人が関わることで記憶に残りやすいので、友達や家族に覚えたことを説明したり、気軽にクイズを出し合うのも良いかもしれません。

インプットした情報はアウトプットするクセをつけましょう。

暗記シートを使う

教科書やノートに赤いシートを重ねて、赤い文字や緑のマーカー部分を隠せる、暗記シートを使う方法もあります。

単語の意味や、前後の情報と関連して暗記ができます。

またテスト前のちょっとした時間にも反復して暗記できるので、うまく使いこなすと暗記力UPに繋がります。

関連するものをまとめて覚える

社会や理科、数学では関連する事柄をまとめて覚えると思います。1つ1つ別に覚えるよりも効率的で、結びつけて暗記することで思い出しやすくすることにも繋がります。

英単語でも応用でき、類義語や対義語をシリーズで覚えたりすることで、暗記しやすくなります。

暗記するときに重要な3つのポイント

暗記方法は、自分や覚えたいことに合わせて選んでいきましょう。

どの暗記方法でも、暗記をするときに大事なことを3つご紹介します。

暗記は覚えることも大事ですが、忘れないようにすることも同じくらい大事です。

一度で完璧に覚えようとしない

テストや試験前にまとめて暗記しようと、終わった後にほとんど忘れてしまうこともあると思います。

一度にまとめて多くの量を暗記すると、どうしてももれが出てしまうことがあるので、毎日コツコツ暗記していくことをオススメします。

一度完璧に暗記したとしても、その後忘れてしまっては意味がありません。必ず、小まめに忘れていないかチェックするよう心がけましょう。

何度も反復して暗記する

人間は時間が経つと忘れてしまう生き物です。

授業で習って復習したときには覚えていても、時間があいてテストをすると覚えていない!ということが多いと思います。

記憶を定着させるために、何度も反復して暗記するように意識しましょう。

自分の中で覚えたと自信があることでも、時間をあけて繰り返し覚えることで、長期的に忘れにくくなります。

アウトプットをするクセをつける

暗記は1人でコツコツするものと考えがちです。勉強全般に言えますが、ある程度は1人で集中してインプットした後に、自分以外にアウトプットするクセをつけましょう。

家族や友達、先生に覚えたことを説明したり、問題を出し合って暗記できているか確認することで、より記憶に残りやすくなります。

アウトプットすることで、深く理解していないことに気づくこともあるので、積極的にアウトプットしていくと良いでしょう。

まとめ

今回は、短時間で記憶する暗記学習のコツを解説してきました。

いつもしている暗記学習もあれば、やったことのない学習方法もあったのではないでしょうか?

暗記はコツさえ掴んでしまえば、短時間で効率的に覚えられるようになります。

大切なことは、暗記できた!で終わるのではなく、小まめに反復して覚えることです。勉強しているときは覚えていても、テストや受験のときに忘れてしまっては意味がありません。

効率的かつ質のいい暗記ができるように、自分の暗記方法を確立しましょう。

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