受験本番に備える!受験シーズンの『体調管理』について

高校受験の本番まで間近となってきました。ここまできたら最後まで諦めず、自分の力を信じてラストスパートをかけて欲しいと思います。

さて、学習面もさながら、もう一つ重要な点があります。それは「受験生の体調の管理」です。

この季節は風邪やインフルエンザが流行する時期なのに重なって、2020年以降の新型コロナウィルスの猛威もいまだに収束の兆しが見えていない状況です。

時期的にご家庭での感染症対策や風邪予防への意識は自然と高まる時期かと思いますが、まさに「ほんの少しの気の緩み」が体調不良を起こし、受験当日のパフォーマンスに悪影響を及ぼしかねない、そんな時期でもあります。

また、この時期体調に気を付けなければいけないのは受験をするお子様本人だけは決してありません。同じ家庭で暮らすご家族や、周囲で暮らす方々も、感染症や風邪にかかることなく健康でいられるよう、一致団結して対策を施していく必要があります。

そこで今回は、受験本番への備えとして、体調管理の重要性をテーマに、今一度確認できるように解説をしていきたいと思います。

受験シーズンの体調管理の重要性を改めて考える

さて、もう一度改めて申し上げますと、受験シーズンは体調管理が今まで以上に重要になります。

風邪やインフルエンザ、そして2020年から猛威を振るう新型コロナウィルス感染症(COVID-19)と、留意しなければいけない疾患は数多くあります。

本番直前に限らず、この時期に罹患してしまうと、受験生の体力を消耗し、十分な勉強時間の確保ができなくなることなどによる焦りやストレスを増長させる要因にもなりかねません。
ただ、本番直前に罹患してしまった場合でも、現在は追検査などの「後日受験」が受けられる機械を設けられています。

この時期は疲労も蓄積され、体全体の免疫力が低下しているお子様も多くなる時期です。何らかの疾患により引き起こされた体調不良は、単に具合が悪くなるだけにとどまらず、あらゆる心身の不調を引き起こす要因になりかねないものです。実際に受験に挑むお子様本人はもちろんのことですが、ご家族を含めた周囲の方々も健康な生活を送れるように努めることが、結果として受験するお子様をサポートすることにつながります。

受験に向けた体調管理:お子様本人が取り組めること

まず、受験生であるお子様本人ができる体調管理について触れていきましょう。本人が取り組める体調管理は、一言で言うと「規則正しい健全な生活を送ること」に尽きます。

つまり健康な心身の維持に欠かせない「栄養・睡眠・衛生・運動」のバランスをしっかり取りながら生活していくことが何より大切です。

ポイント1:規則正しくバランスの良い栄養の摂取

学校での授業と塾での勉強、自宅学習と、過密なスケジュールになっているお子様も多いかと思います。「少しでも勉強時間を確保したい」「時間がいくらあっても足りない」と考えるお子様もいることでしょう。

そうすると勉強以外の生活の時間を削りがちです。特に蔑ろにしてしまいがちなのが「食事の時間」です。急いで食べてすぐ勉強や、自分の部屋の机でパパッと片付ける、みたいになってはいませんでしょうか?

できる限り勉強したい!その気持ちは重々理解できますが、最低限の食事時間は確保するようにして欲しいと思います。

また、カップ麺やファストフードなど、手軽に食べられるものを選びがちになりますが、もし手軽に食事が摂りたい場合でも、栄養もしっかり摂れるメニューを心がけることが大切です。

サプリメントや栄養補助食品などを利用するお子様もいるかと思いますが、サプリメントや栄養補助食品は主食ではなく、あくまで機能的なサポート食品であることを意識し、普通の食事を1日3食、極力規則正しく摂るようにしましょう。

特に朝食は抜いてしまいがちです。朝から食事を摂らないと、体は省エネモードになってしまいます。脳も栄養不足でしっかりと働いてくれなくなります。朝からしっかり朝食を摂ると体温が上がって代謝も良くなり、脳も活性化されます。

ポイント2:睡眠時間と睡眠の質

この時期はどうしても夜遅くまで勉強したくなるかと思います。それでも最低限の睡眠時間は確保をするように心がけましょう。どんなに少なくても、1日6時間程度の睡眠は学生でも必要であると言われており、極端に短い睡眠時間では、翌日以降のパフォーマンスは悪くなってしまいます。

睡眠直前にスマートフォンやパソコンを使用するのも控えるようにしましょう。睡眠の質が下がり、疲れが取れにくくなることが近年の研究の結果判明しています。

ですので、パソコンやタブレットを使った学習を行う場合には、睡眠時間の30分前ストップするようにした方が良いでしょう。

ポイント3:衛生管理の徹底

今更声を大にしてお伝えすることではありませんが、うがいと手洗いは基本中の基本です。手洗いは石鹸やハンドソープを使って爪の間、手首までしっかりと洗いましょう。うがいはしっかり喉の奥までうがいをするのも大事です。市販のうがい薬を併用するのも良いでしょう。万が一、喉が少しでもイガイガするなと感じたら、うがい薬や緑茶、塩水などでうがいをして早めに殺菌しましょう。

マスクは適時交換し、使用済みのマスクの外側は触らないようにしましょう。また、意外と盲点なのが、コートや制服などにも病原菌やホコリは残っている点です。外から帰宅したら、玄関で衣類用のブラシを使ったり、除菌スプレーを使用するなどの対策を施し、極力生活空間に菌を持ち込まないように心がけていきましょう。

また、入浴時間を削るためにシャワーでだけで済ませたりすることは極力控えましょう。湯船につかることで、体を清潔にするだけでなく一日の疲れをとる効果も得られます。

ポイント4:適度な運動

季節的な寒さも手伝ってか、この時期は運動をする機会が極端に少なくなりがちです。

心身ともに健康でいるためには適度に身体を動かし、カロリーを消費しつつ筋肉量を維持することも大切です。運動にはリフレッシュ効果もあります。勉強疲れを感じたら、一旦手を止めて、少し体を動かすように心がけてみるだけでも随分と違うと思います。

受験に向けた体調管理:ご両親・ご家族が協力できること

お子様にとって受験は、これまでに感じたことのない程の大きな壁であるはずです。表面上は元気そうに見えても、内心では思わぬプレッシャーに不安になったり、押しつぶされそうになっている可能性もあります。

この時期のお子様は決して目を離してはいけません。とはいえ、過保護にする必要もありません。ポイントを押さえ、要所要所で家族としてできるサポートに徹していくことが非常に重要です。そこで次は、ご両親・ご家族が協力できる体調管理についても触れていきたいと思います。

ポイント1:ご家族もみんな健康な状態をキープする

基本として、この時期はご家族みんなが健康な状態をキープできるようにする、ということが大切です。お子様本人でなくてもご家族に体調が良くない方がいると、家族を気遣って心配になったり、自分に移るのではないかと不安になるかもしれませんし、実際に移る病気に罹患してしまうと、お子様に直接影響を与えかねません。ですので、ご家族の体調も、本人と同じようにきちんと管理するというのが前提です。

ポイント2:栄養のある食事&家族で食卓を囲む

次に栄養面ですが、できる限りバランスの良い食事を取ることが基本となるでしょう。特に難しいレシピや贅沢な食事を用意する必要はありません。大切なのは、栄養が偏らないようにバランスを心がけることと、家族で会話をしながら、楽しく食卓を囲むことです。

食事のバランスとしては、魚や肉でタンパク質を補ったうえで、野菜・きのこ・豆・海藻などを積極的に摂ると良いとされています。また、普段から乳酸菌飲料やビタミンを多く含む果物なども、習慣化して摂ようにすると良いと思います。

家族で食卓を囲むときには、勉強の進捗などを話すことも大事ですが、食事の時は日常の話なども会話として楽しみましょう。それだけでもお子様のストレス発散には役立つはずです。また、普段からコミュニケーションをきちんと取っていくことで、お子さまの体調の変化やストレスなどに気づいてあげられる可能性は高くなります。

ポイント3:生活スペースや勉強スペースは常に清潔に。定期的な換気&湿度調整も忘れずに

風邪や感染症に対する対策として行うべきことの一つとして「屋内に菌を持ち込ませない」「屋内の菌を増やさない」という点も重要です。外から菌を持ち込まないよう、使ったマスクの取り扱い、コートなどの玄関での除菌対策、シャワーではなくきちんと入浴して体を清潔に、というのは受験するお子様同様に行うようにしましょう。

また、風邪などの菌は、こまめな換気と湿度調整を行うことで発症しづらくなります。特に湿度に関しては冬場に起こりやすい乾燥を避け、湿度計などを使って50%~60%程度に維持することで、発症率が下がります。除湿・加湿などをうまく行っていくとともに、菌の付着しやすいホコリなどは残らないよう、床の拭き掃除なども含めて家の中を清潔に保つことを心がけましょう。

今回のまとめ

いかがでしたでしょうか。今回は受験本番前のこの時期だからこそ大切な、受験生の体調管理について、お子様本人・ご家族が取り組むべきことを解説しました。

体調の管理については、本人の心がけと行動はもちろんのこと、ご家族の協力・サポートが必要不可欠です。
これからお子様は今までで一番大きな壁となるであろう受験を乗り越えていきます。

その前に体調を崩してしまうと、単に体の不調だけでなく、ストレスなどあらゆる心身の不調を引き起こすことになりかねません。ですので、受験生本人はもちろんですが、ご家庭全体で一致団結して「栄養・睡眠・衛生・運動」この4点にそれぞれしっかり対策を施しましょう。対策というと大事に感じてしまいますが、一つ一つは習慣化してしまえば、さほど難しいことではありませんので、一つひとつできることから積み重ねていきましょう。