合格をみんなで勝ち取ろう!家族ができる受験のサポート

はじめに

高校受験を迎える生徒さんのほとんどは、何かしらの不安や悩みを抱えています。それは学習面のことだったり、これからの進路だったりとさまざまです。中学生はすでに立派な自我を持ち、自分で考え、決断することができるような大人の側面もありますが、まだ繊細でデリケートな面も併せ持っています。

高校受験の合格という大きな目標を勝ち取るには、一人で立ち向かうのではなく、ご両親をはじめとするご家族、学校や担任の先生、また私たちの様な塾講師など、多くの人のサポートが必要であり、高校合格は「みんなの力で勝ち取るもの」だと思います。

特にご家庭においては、自宅での勉強に集中できる環境を整えてあげたり、栄養面や体調面の管理に気を配ってあげたり、進路について一緒に話をし、考えてあげたりなど、ご家族がサポートしてあげられることは多くあります、また、そのサポートが必要だと思います。

今回は、プロの塾講師としての立場から、高校合格を勝ち取るために、ご両親をはじめとするご家族ができるサポートの方法などについて解説していきたいと思います。

高校受験合格のために家族がサポートするべきこと

では、実際にご家族はどの様なサポートを行えば良いのでしょうか。お子さんにつきっきりで勉強を手伝ったり、問題を考えてあげれば良いのでしょうか?もちろん、その様なサポートではないことは十分ご理解されていることだと思います。

高校受験の学習面においては、ご家族が直接的に関わっていくというケースはあまり多くはないでしょう。学習面のサポートは主に学校と私たち学習塾が担うべきところだと考えています。

もちろん放任、放ったらかしではいけませんが、ご家族が行うべき大事なサポートは他にもある、ということです。それは、生徒さんの環境面・体調面・精神面のサポートになります。

まずはそれらの点を一つずつ掘り下げていきたいと思います。

環境面のサポート:生徒さんが勉強に集中できる環境を整える

中学生も多忙なものです。学校の授業が終われば、放課後は部活動や塾、習い事などで時間が割かれてしまいます。したがって、帰宅後に自宅で勉強できる時間というのは結構限られている、という状態の生徒さんも多いのではないでしょうか。

特に平日の帰宅後などは、限られた勉強時間を有効な時間にできるかにかかっていると言えます。どれだけ効率的に使えるか、どれだけ集中して勉強ができるかが非常に重要です。これには本人の意欲や意思だけではなく『環境』も関係してくるものです。

体調面のサポート:子供さんの体調の管理に気を配る

いよいよ受験シーズンに突入し、日に日に受験日が近づいてくると、多少体調が悪くても遅くまで勉強してしまう生徒さんが出てきます。また、昨今のコロナ禍に加え、この受験シーズンは風邪やインフルエンザが流行る時期でもあります。否応なしに子供さんの体調管理が重要になってきます。

とにかく子供さん自身の体調の管理に加え、同居するご家族の皆さんも普段からマスクの着用や手洗い・うがいの徹底、室内の換気の徹底など、みんなで協力してして予防に努めることが大切です。新型コロナウィルスの流行以降は当たり前になっていることですが、いくつか感染防止のためのポイントを挙げておきましょう。

1:外出時にはマスクを着用する

風邪やインフルエンザなどは、かかった人が咳やくしゃみをして飛び散ったウイルスを、他の人がのどや鼻から吸い込む「飛沫感染」によって感染します。これを防ぐにはやはりマスクが一番です。マスクでウイルスが体の中に入ってくるのをブロックしましょう。

2:流行時期の人混みや繁華街への外出を控える

風邪やインフルエンザが流行してきたら、ご年配の方や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味の方、睡眠不足の方は、繁華街やイベント会場など、人が多く集まる場所への外出を極力控えた方がよいでしょう。体の免疫力が落ちている状態では、ウイルスに感染しやすくなりますので注意が必要です。

3:うがい、手洗いの励行

外出先から帰宅時には、うがいと手洗いをしっかり行いましょう。一般的な感染症の予防には極めて有効な方法です。感染症はウイルスや細菌がついた手で、鼻や口を触るだけでも場合によっては感染してしまいます。手指についたウイルスや細菌を洗い流すことが感染症予防の第一歩です。

精神的なサポート:話を聞き、一緒に考え、アドバイスする

1:子供さんの意思・意見をまず尊重し、家族は聞き役・助言役に

進路の決定に対しては、親が過干渉にならず、お子さんの自主性に任せることも大切だと考えます。受験生のご家族が行うべき重要なサポートの一つは、お子さんの「自主性」を活かした精神的なサポートであると思います。

進路については、まず子供さんの意思・意見を尊重してみましょう。ご家族は聞き役・助言役に徹してみてください。その上で公立か私立か、現在の偏差値で無理をしないか、入学後にやりたい事は何か、入りたい部活はあるか、通学時間はどれくらいかなど、一緒に情報を収集をしたりすると良いでしょう。

また、熊高・済々黌・第二・第一高の四高や有名私立高校を志望している場合は、併願する高校の選択も非常に重要です。家族でしっかり相談しながら、受験する高校を絞り込むためのサポートを行なっていきましょう。

3:勉強・成績などの悩みや不安を聞いてあげるのも大切なサポート

高校受験を控える子供さんは、進路のことや勉強のことなど、さまざまな悩みを抱えていることと思います。晴れて高校に合格する日まで、その不安と戦いながら、受験勉強に取り組んでいかなければなりません。そんな子どもに対して家族ができる最大のサポートは、「悩みを聞いてあげること」だと思います。

例えば、試験の成績が悪くて子どもが自信を失っているときは、成績が悪かったことを叱咤するのではなく、また一緒に落ち込むのでもなく、「次はしっかり頑張っていい点取ろう!」など、前向きな態度で接してあげましょう。

家族みんなで合格を勝ち取るためのポイントを伝授

ポイント1:受験に対する「家族の方針」を決める

子供さんが高校を受験するにあたって、最初に決めるべき点は「家族の方針」です。方針を固めて家族が同じ方向をむいて前へ進んでいくとための「道標」といってもいいでしょう。

家族全員が「何のために」「どの高校を目指すのか」「併願はここにする」などを明確に共有していると、子供さんは目的に向かって勉強を進めやすくなりますし、ご家族はその目的のために何をサポートするべきかが見えやすくなります。

逆に、家族での方針が固まっていないと、「A君は○○高校を受験するらしい」「B君は〇〇塾に通い出して成績が上がった」など、周りや他人のことが気になり、肝心の自分自身の意思や行動がブレてしまう恐れがあります。家族みんなが同じ方向に向かって進むことがとても大切です。

ポイント2:ストレスは上手に発散していく

高校受験の期間中、子供さんは様々なストレスを感じることがあるかと思いますし、それをみているご家族にも同様のストレスがかかることもあります。例えば、思ったように成績が伸びない時などは、子供さんはもちろん、ご両親もストレスを感じることでしょう。かと言って、イライラして親子で喧嘩などになっては、さらにストレスが溜まります。

人間ですからストレスとは全く無縁の生活を送る、というのはなかなか難しいと思います。大切なのはストレスを上手に発散していくことだと思います。

例えば子供さんでしたら、たまには運動やスポーツで汗を流したり、友達と遊んだり話したりすることでストレスを発散できるのではないでしょうか。

ポイント3:勉強を習慣づける・スケジュール化する

高校受験に向かっていく上で、特に難しいのが毎日の勉強習慣作りです。子供さんにやる気はあっても、例えばスマホやゲームなど誘惑もありますし、部活や塾の後でしたら疲れもあるでしょう。毎日きちんと勉強を続けていく、というのはなかなか大変なことです。

ポイントとして、親子で話し合ってスケジュール化し、勉強を始める時間や何時間勉強するかなどを前もって決めておくのが良いかと思います。勉強を始める時間が決めておき子供さんがその時間に沿って勉強を始めれば、ご両親も「勉強しなさい!」という必要はありません。

平日の勉強時間や土日の場合の勉強時間など、をスケジュールとして決めて、それを徹底して守るだけでも学習の習慣は身についていきます。また、夏休み、秋以降、冬休みなど時期時期に応じてご家族で話し合いの機会をもち、スケジュールを設定していくと良いでしょう。

受験生の学習面~総合的なサポートは開成ゼミナールにお任せください

ここまで高校合格を勝ち取るためのご家族のサポート方法などについて触れてきました。高校合格は子供さんが一人で頑張れば良い、という物ではなく、ご家族や学校も含めてみんなの力で勝ち取る物だと考えております。

そして学習面から総合的にサポートできる塾として、私たち開成ゼミナールがあります。

教育のプロである講師陣が、生徒さん一人一人に対して親身に接し、全力でサポートしてする学習塾であると自負しております。

学習塾で学ぶことで学習のスケジュール化、学習の習慣化が身につきますし、学習に特化した環境での授業や自習は、自宅の誘惑に負けてしまいそうな環境より、集中して学習に取り組むことができるはずです。

同じ塾に通う生徒さんは、クラスや部活動同様、仲間でありライバルです。互いに協力し、切磋琢磨しあうことで、人間性を磨き、強いモチベーションで学習に挑むことができます。

熊高・済々黌・第二・第一の四高合格を目指したい!という生徒さんにはまさに「最適の塾」です。勉強と部活の両立で悩みや不安があるのでしたら、まずはお問い合わせからお気軽にご連絡いただければと思います。